
今回はレポート課題や論文で度々挿入する図やグラフの詳しい書き方やまとめ方、注意点を紹介します。
この記事を読めば、学校でのレポートの完成度を上げることができます!
図の正しい例
細かい注意点を挙げる前に、まずは図の正しい例を示しておきます。

見ての通り、特に複雑なわけではありません。しかし、少しだけ決まりごとがあるのでしっかりと押さえておきましょう。
図の規則
それでは、図の簡単な規則を紹介します。
図のキャプション(タイトル)は図の下
キャプションは図の下部に記載します。上部に記載してはいけません。
余談ですが、表の場合はキャプションを表の上部に記載します。紛らわしいですが覚えておきましょう。
ただし、キャプションを下につけたときに図とキャプションの間でページを跨がないよう、レポートが完成したあとは最終チェックをしておきましょう。
文章内での引用
図を挿入する場合、その表についての説明を必ず文章内で明記しましょう。
また、文章内での引用をしやすくするため、図のタイトルの前に番号を振ることが多いです。こうすることで、
「図2に示すように~」
「この結果は図3にまとめる。」
といったようなまとまった書き方ができます。
グラフの正しい例
続いて、グラフの書き方を紹介します。挿入の仕方は図と同じです。
一方で、グラフにはさらにいくつかの規則が重なります。以下の規則を守ることで客観的にも見やすいグラフが完成します。

グラフの規則
グラフ特有の規則をまとめます。その他の規則については、「図の規則」でまとめたものと同じです。
軸のタイトルや単位
縦軸、横軸、それぞれが何を示すのか、単位付きで表します。また、メモリを適切な間隔で記載します。
グラフは見やすさが第一。場合によってはデータに色を付けたり近似線を引いたり、データの考察に合わせた見やすいグラフを作成しましょう。
有効数字の考慮
縦軸、横軸、それぞれに適切な有効数字を利用します。実験結果の値に合わせて軸の数字を決定しましょう。
凡例をつける
一つのグラフに複数のデータがある場合、どれがどのデータかがわかるように凡例を付けます。
よくある間違い
次に、よくある間違いを紹介します。以下の点を守ることでレポート課題の原点や論文の不備を失くすことができます。
「図」の名称
挿入する図が「写真」であろうと、「グラフ」であろうと、キャプションでは「図」で統一します。レポートで挿入するのは「図」「表」のいずれかのみです。
キャプションの位置
図の場合、キャプションは図の下部になります。上部に書いてしまうと減点となります。
Excelのデフォルトのまま
グラフを作成するとき、Excelのデフォルト設定のままにはしないようにしましょう。キャプションが「図」ではなく「グラフ」になっていたり、上部になっていたり、有効数字が考慮されていなかったりと、問題点が多くあります。
図の引用
他のサイトなどから写真やグラフなどを引用する場合、必ず引用元の参考文献を書くようにしましょう。
まとめ
レポート課題や論文で頻繁に使用する図やグラフの書き方をまとめました。特に大学生はレポートを書く機会がとても多いと思うので、ぜひマスターしておきましょう。
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