
今回はレポート課題の表紙の書き方・作り方について解説します。マイクロソフトの文書生成ソフトWord(ワード)を用いた例を示しますが、他ソフトでも、手書きレポートでも基本は同じです。
そもそも表紙って必要?
そもそも、レポート課題の表紙は必要なのでしょうか?
結論としては、場合によるという曖昧な回答になります。
表紙不要の場合はレポートの上段に必要事項を記載することになります(例は後ほど記載)。
目安にはなりますが、表紙が必要な場合と必要でない場合の違いを見てみましょう。
表紙が必要な場合
- 課題ないように「表紙が必要」とあるとき
- レポート枚数が10枚を超える長いとき
- レポートの提出が紙媒体のとき
表紙が不要な場合
- 課題内容に「表紙不要」とあるとき
- レポート枚数が数枚程度のとき
- レポートの提出がデジタルファイルのとき
優先度は上の項目から順に高くなっています。あくまで目安なので、その教授の指示に従うことが一番ですね。
ざっくりとした感覚としては、演習問題など宿題のようなレポートには表紙不要、実験レポートなどいわゆる”レポート”には表紙が必要、という感覚です。
わからないときはどうする?
とはいえ、表紙を付けたほうがいいのか付けないほうがいいのか、曖昧なときも存在します。そういうときには表紙を付けておくほうが無難です。
具体的な指示がされていない限りは表紙の有無だけでレポートの評価が大きく変わることはないので安心してください。
表紙に書くべき必要事項

表紙には何を書けばいいか、その具体的な内容を見ていきます。
ほとんどのレポート課題で書くべき事項
- 提出日
- 科目名
- 氏名
- 学籍番号
- タイトル
これらの情報は、教授がレポートを評価するときに分かりやすくなり、常識的な配慮として必要です。
これらが抜けているとレポートとして認められないこともあるので、常に書く癖をつけておきましょう。
場合によって書くべき事項
- サブタイトル(同じ単元で複数のテーマのレポートがあるとき)
- 共同実験車、気温、湿度、実験場所(実験のとき)
- その他、支持があるとき
表紙について指示がある場合は、その指示に丁寧に従った表紙を作りましょう。
表紙不要のときのレポートの書き方
表紙不要のときは以下のようにレポート1枚目の上部に必要事項をまとめて書きます。

タイトルの大きさは20p程度、他の大きさは本文の大きさに合わせて10.5pまたは11pで書きます。
科目名を左寄せ、タイトルは中央揃え、氏名や学籍番号などはお好みで右寄せにすると整います。
表紙必要のときのレポートの書き方
表紙が必要なときは以下のように1ページに大きくバランスよく必要事項をまとめます。

タイトルの大きさは30p程度、他の大きさは12-16p程度が目安です。
提出日は一行目に、タイトルは中央揃えで真ん中やや上の位置、その他の情報は下部の右下にまとめると綺麗に見えます。
共同実験者や実験場所など、他の情報を含めるときもこの右下に追加してまとめると良いです。
おまけ:表紙と本文以外で気を付けること
表紙を書いて本文を書いて終わり、でも最低限のレポートは完成しますが、これをしていたらより良いということを2つ列挙します。
ページに番号をつける
ページのフッター(下部分)にページ番号を付けておくと見やすくなります。
ファイル名を付ける
レポートの提出をオンライン上で行うときは、PDFファイルやWordファイルを送信すると思います。そのときの提出するファイル名をデフォルトのままにするのではなく、「学籍番号|氏名|科目名|課題番号|日付」というようにすると、教授の管理が楽になり、自分の提出ミスも少なくなります。
例「000111_山本武裕_化学基礎A_第2回課題_20230910」
まとめ
いかがだったでしょうか?表紙を格好良く整えて書くことができれば、それだけでレポートの印象が良くなり、評価も上がるかもしれません。
何度も繰り返していますが、もしも教授からの指示がある場合は一番にその指示に従うように作成してください。