今回は、麻雀において親の40符3翻ロン、7700点が切り上げ満貫によって8000点にならない理由を解説します。
切り上げ満貫とは
30符4翻と60符3翻のアガりは、子で7700点(ツモ2000-3900)、親で11600点(ツモ3900オール)となっています。これは満貫に近い点数であるため、ルールによってはこの点数を満貫扱いの子8000点、親12000点としてしまおう、ということがよくあります。
このルールを切り上げ満貫とよび、Mリーグなど多くの場で採用されています。
親の40符3翻が切り上げ満貫にならない理由
それでは本題に入ります。
子の7700点のアガりが切り上げ満貫のルールによって8000点になるならば、親の40符3翻7700点も8000点になりそうですが、この場合は7700点のままで計算します。
この理由は単純で、親の満貫は8000点ではないからです。
「切り上げ満貫」は満貫に近い点数を満貫にしてしまおうというルールですので、親の満貫12000点に遠い7700点はこのルールが適応されず、そのままの点数で計算されるというわけです。
同様に、親の20符4翻も7700点ですが、これもそのまま7700点として計算します。
まとめ
切り上げ満貫が採用されている場合、適応されるのは満貫に近い30符4翻と60符3翻のみであり、子ならロンアガりで7700点が8000点、ツモアガりで2000-3900が2000-4000となり、親ならロンアガりで11600点が12000点、ツモアガりで3900オールが4000オールとなります。
40符3翻と20符4翻の親のロンアガりは7700点ですが、これは満貫から遠いため、切り上げ満貫にはならず、そのままの点数となります。
切り上げ満貫を採用しているルールで麻雀を打つときには、点数申告を間違えないように注意しましょう。