
今更聞けない「全角」「半角」について解説します。使い方を間違えると思わぬ問題が生じる可能性があるので、しっかり理解しておきましょう。
全角と半角って何?
まず、こちらの画像をご覧ください。

これが半角と全角の違いです。簡単に言うと、名前通り「半角」は「全角」の半分の大きさになります。
キーボードの世界には、この2種類の文字があります。
コンピューターの世界にはもともと半角しか存在しませんでしたが、「ひらがな」「カタカナ」「漢字」を使えるようにするために半角よりも大きな全角が生まれました。
この半角と全角を組み合わせることで、様々な用途に沿ったテキストが作成できます。
全角と半角の使い分け
それでは、全角と半角のどちらを使うべきなのかを解説します。まずは結論から場合分けしておきます。
全角を使うべき文字
ひらがな・カタカナ・漢字
半角を使うべき文字
英字・数字・記号
どうでしょうか。実は、これらのグループ分けには簡単な共通点があります。
全角を使うべき文字は「日本語」、半角を使うべき文字は「英語」にもありますよね?
「全角」は日本語のために作られたと考え、日本語のときは全角、その他は半角にしておくと覚えておきましょう。
案外単純な見分け方ですね。
なぜ使い分けないといけないの?

「全角英数字」「半角カナ」などは例外を除き使うべきではありません。その理由は、対応していない場合があるからです。
前述したとおり、英数字のために半角、日本語のために全角があるため、逆に使ってしまうと場合によってはその文字に対応しておらず文字化けやエラーが起こることがあります。
インターネット上の文字には文字コードと呼ばれる文字の種類が存在し、英語に特化した文字コード、日本語に対応した文字コードなど、その種類によって対応している文字が異なります。
細かい話にはなりますが、「スペースキー」にも半角と全角が存在します。半角スペースは全角スペースよりもスペース幅が狭くなっています。
応募フォーム等、入力場所次第では半角と全角の指定がある場合も多いので、この違いを知っておくことが必要です。
パソコンのキーボードで半角/全角を切り替える方法
それでは、実際にこの半角と全角を打ち分けるにはどうすればいいのでしょうか。
パソコンで半角と全角を切り替えるには、キーボード左上の「半角/全角」キーを押します。

画面右下の文字が「A」となっていれば半角、「あ」となっていれば全角が入力されるようになっています。PCを立ち上げたとき、デフォルトでは半角になっています。
また、以下のファンクションキーを使うことでも半角や全角に変換できます。
「F7」で全角カタカナ変換
「F8」で半角カタカナ変換
「F9」で全角英字変換
「F7」で半角英字変換
特に「F7」でカタカナ変換は頻繁に使いますので、覚えておくと便利です。
まとめ
今回は全角と半角の違いについて解説しました。誤った使い方をすると、文字化け等により送信相手に伝わらないなどの問題が生じることがあります。きちんと理解して使いましょう。