Google Play Console(アプリ開発者用サイト)にて、”新しく名前と住所を公開してね”といったニュアンスの警告が表示されるようになったので、登録は必要なのか、その件についてまとめます。
※この記事は、Google Playストアにてアプリをリリースしている人向けの内容です。
情報を更新しないとアカウントが削除される!
数カ月ほど前から、Google Play Consoleにて、上記画像のような”デベロッパー プロフィールとすべてのアプリが 2024年8月22日に Google Play から削除されます“といった警告が表示されるようになりました。
Googleの規約変更はよくあることなのですが、登録をするために新しいGoogle Play Console 要件を確認すると……
個人アカウントを作成する場合は、以下の情報を提供する必要があります。
・デベロッパー名
・氏名
・正式な住所
・連絡先メールアドレス
・連絡先電話番号
(後略)
本名ではなくてよい「デベロッパー名」や、「連絡先メールアドレス」はもともと登録が必要でしたが、それに加えて新たに「氏名」「住所」の登録が必須となっています。
引き続きアプリをリリースするには、この登録が追加で必要になります。
氏名と住所の公開範囲
本名と正式な住所をGoogleに登録することは良しとしても、一般に公開されてしまうなら少し抵抗があります。公開範囲を調べてみました。
有料アプリには氏名と住所の公開が必要
結論から述べると、有料アプリでは氏名と住所がGooglePlayストアに全体公開されます。つまり、誰でも見ることができます。
ただし、ここでいう「有料アプリ」には、「お金を払って購入するアプリ」「課金制のアプリ」「広告を含むアプリ」のすべてが含まれます。収益を得る場合には氏名と住所の公開が必要ということです。
無料アプリには氏名と住所の公開が不要
一方で、無料のアプリ(一切の収益が発生しないアプリ)に関しては、デベロッパーアカウントとしてGoogle Play Consoleに氏名や住所などの情報を登録する必要はあるものの、その氏名や住所がGoogle Play ストアに掲載されることはありません。
注意点として、ここでいう「無料アプリ」は完全に収益が発生しないアプリを指しています。アプリ内課金や広告を含むアプリは、上に記載した「有料アプリには氏名と住所の公開が必要」に該当します。
まとめると、収益を得るためにはGooglePlayストアでの氏名と住所の公開が必要ということです。
まとめ
Google Play Storeにて収益を得るためにアプリを公開するには、名前と住所の公開が必要になりました。
私も、広告を含むアプリを複数リリースしていましたが、この規約変更からアプリの公開を泣く泣く中止しました。アプリの信頼性・安全性向上のためには必要な規約変更なのかもしれませんが、アプリ開発の個人勢には厳しくなりましたね。
この記事は2024年8月現在の内容です。デベロッパーアカウントに関する規約は頻繁に更新されるので、最新の情報はGoogleのPlay Consoleヘルプから必ず確認してください。